歴代トランスミッタのある程度信頼できるデータをかき集めて比較してみました。
まず、大まかな違いと特徴から
 号機  MPX回路 変調+発振回路
4 NJM2035(アナログ) PLL+リアクタンス変調(アナログ)SGM2006+1T-33
5 OP-AMP+乗算IC(アナログ)NJM4200 PLL+リアクタンス変調(アナログ)SGM2006+1T-33
6 OP-AMP+乗算IC(アナログ)NJM4200 PLL+リアクタンス変調(アナログ)SGM2006+1T-33
6.2 DSP(デジタル) PLL+リアクタンス変調(アナログ)SGM2006+1T-33
7 DSP(デジタル) DDS(デジタル)AD9913
8 DSP(デジタル) PLL+リアクタンス変調(アナログ)2SC3356+1SV228
8.1 DSP(デジタル) PLL+リアクタンス変調(アナログ)2SC3356+1SV228


まずはセパレーションから‥7号機は安定して70dB付近の値を示していますが、その他PLLを使用した機種では低音部分が
低下しているのが分かります。8号機も頑張ったけどPLLを使った場合この辺が限界かも。




歪率は以下の通り‥片chのみ100%音声入力するパターンで比較しました。LR共に100%入力だと、もう少し良くなります。
手が込み入れば込み入る程、歪率が低下するという‥




S/N比は以下の通り。1KHz100%変調の有音時と無入力時のレベルをRMSの値(15〜15000Hzで帯域制限)で比較しました。

4号機と6.2号機は発振器がほぼ同じなのでS/Nも同じという‥。6号機も改修すれば66dB位になると思います。 
7号機の値が圧倒的ですが、ステレオ時のS/N比を正直言えばあと10dBくらい欲しい。 モノラル時はほぼ100dB
でもモノラルで使うことが殆ど無いというOrz。

7号機が出したステレオ90dBとモノラル100dBという値‥どこかで聞いたことがあるなと思ったら、1980年代の高級チューナーが
カタログスペックとして宣伝していた値と同じです。この値が理論上の上限なのかそれとも?

まぁ、これ以上S/Nを大幅に改善するには、周波数可変出来てノイズの少ない発振器を使って‥ まぁ究極はアレしかないでしょう!?

 号機  ステレオS/N比(dB) モノラルS/N比(dB)
4 66.12 ?
5 61.17 ?
6 60位? ?
6.2 68.78 72.47
7 89.55 99.63
8 78.94
8.1 80〜81.2 84.8〜86.2



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