AMトランスミッタを作った事がなかったので、AMステレオトランスミッタの前哨戦?も兼ねて
作ってみたり‥。FMはさんざん作ったから要領は分かってるけど、振幅変調系初めてなので
1MHz程度のアナログ信号でも爆死するかも


AMとか振幅変調系で重要な特性といえばIMD! これが悪くちゃ音質が悪くて聞いてらんない ⊂⌒~⊃。Д。)⊃
前から気になっていた74HC4053を利用してDBMならぬSBDを作ってIMDとか素性を見てみようと 
特性が良ければいろいろと応用が利くしね ъ( ゚ー^)


○気をつけた事
AM帯のトランスミッタで全周波数をカバーしようとすると、531〜1620KHzという3倍の周波数に渡る広帯域で
性能を出さないといけない訳で、問題となるのが最終段に付ける高調波スプリアス防止用のLPF‥。
HF帯のメーカー製無線機みたいにバンドごとにたくさんつけないといけないし、LPFを切り替えるためにリレーとかたくさん
必要だし‥ LPFをケチると高調波垂れ流しで既存の放送局を潰しかねないし‥
という訳で回路にひねりを入れて偶数次高調波が凄く小さくなるようにしています。
おかげてフィルタが2種類で済むので楽チン

○めんどくさかった事
PLLからスプリアス吹きまくりで9KHzでFM変調され、しまいにはAMラジオで聞いてもスプリアスが「ピー」と聞こえる始末‥。
PLLの負帰還理論を抜きに部品を取り替えまくってスプリアスが無くなる+PLLが発狂しない値に追い込んだら今の定数に落ち着いたという

ソースファイル(2011/06/18 ピークホールド追加+ロータリーSW制御改良) 旧版
hexファイル(2011/06/18 ピークホールド追加+ロータリーSW制御改良) 旧版

回路図

全景


動作中 レベルメーターがビュンビュン動いてます(笑)


内部アップ


発振器スペクトラム(74HC74 pin5に接続)1620KHzに設定 偶数次高調波が小さい(縦軸10dB/div 横軸2MHz/div グラフ左端0MHz)


出力スペクトラム(スプリアス) 1620KHzに設定(縦軸10dB/div 横軸2MHz/div グラフ左端0MHz)


出力スペクトラム(スプリアス) 531KHzに設定(縦軸10dB/div 横軸1MHz/div グラフ左端0MHz)


変調器の出力スペクトラム(74HC4053 pin2に接続) 100%変調 音声入力10KHz 出力1620KHzに設定 IMDは48dB位?


出力スペクトラム 100%変調 音声入力10KHz 出力1620KHzに設定 高周波AMPの影響でIMDは40dB程度まで悪くなる



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