AMトランスミッタ4.1号機 プリント基板化
AMトランスミッタ4号機の完成により、AMステレオと送信周波数の可変という2つの課題をクリアーすることが出来ました。‥が _/ ̄|○ il||li
部品代だけで12000円‥。 もうちょっと安くならないものかといろいろ部品を探しDDSを安いものに変更したりしながら
色々改良してみました。‥そして出来上がったトランスミッタは開発費を稼ぐためにヤフオクに出品しまくるという暴挙に。
その中でいろいろAMステレオトランスミッタを作る中での勘所‥見たいなものが幾つか分かってきたので
本ホームページを見ながら製作してみたい‥という方、以下の点に注意して試しに作ってみ下さい。
ただし、基板は自分で作らなきゃいけないし、部品は出来上がりの写真を見ながら抵抗のカラーコードを頼りに取り付けなきゃいけないし
難易度は秋月のキットを超越しているのではないかと‥‥‥。もちろん質問は逐次受け付けますが、フォローしきれるか(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
@ パイロット信号の25Hzはレシーバーによっては±0.6Hzの許容差しか受け付けない。
モトローラMC13022を使った機種全てだと思いますが、25Hzのパイロット信号の周波数許容度がかなり厳しいです。
周波数カウンターをお持ちで無い場合‥せっかく作ってもステレオランプが付かない場合という状態に。
A 50Hz以下の入力音声は極力フィルターで消す必要あり。
重低音を入力するとレシーバーがステレオ⇔モノラルに頻繁に切り替わります。入力音声が25Hzパイロット信号と干渉する為だと思われます。
FMトランスミッタで発生する19KHzパイロット信号と入力音声の干渉とよく似ています。
25Hzで40dB程度減衰するハイパスフィルターがあれば何とかなりますが、AMレシーバーの能力次第ではこれでも危ないので
とりあえず80Hzカットオフ 5次チェビシェフフィルターを挿入して25Hz時に60dB減衰するフィルターを挿入しています。
B L-Rの差信号の歪はリミッターで決まる。
この回路を使用した場合の注意点ですが、リミッターに使っている2本のシリコンダイオード順方向電圧降下特性Vfが揃っていないと
偶数次の高調波が発生してL-R差信号の歪率が悪化します。数本買ってきて、テスターでVfが揃っている2本を選び出す必要があります
C 74HC4053はなるべくON-semi製を使用すること。
アナログスイッチ比較でも挙げていますが‥東○製を使うと歪率が3倍、RF高調波が10dBアップします。
なるべくON-semi製、もしくはそれ以上のON特性のアナログスイッチを使うと歪率、RF高調波の小さいトランスミッタになると思います。
ON-semi製の74HC4053は鈴商にあります。
D 電源はドロッパ型のACアダプターを使用したほうが良い
12Wクラスの秋月ACアダプターが最近ダウンサイズして小さくなりました‥がコモンノイズがUPしてトランスミッタの
変調信号に乗ってしまいます。もし、秋月製のアダプターを使う場合にはケーブルを噛みこむタイプのコアを2個用意して、
可能な限り巻き付けて下さい。ノイズ除去効果は巻数の2乗に比例します。ちなみに昔の秋月スイッチングACアダプターだとノイズが出ない‥。
なので、重たくて邪魔ですがドロッパ型ACアダプターの使用をお勧めします。
出来上がり参考例‥正面
内部
背面
PICのソースファイル(メイン16F88)
PICのhexファイル(メイン16F88)
PICのソースファイル(パイロット信号生成12F629)
PICのhexファイル (パイロット信号生成12F629) 基準より+0.2Hz +0.4Hz +0.6Hz +0.8Hz
←周波数カウンターを見て
25Hz±0.2Hzとなるhexファイルを書き込む‥いや、探し出す(笑)
回路図 (Bsch3V形式)
(png画像ファイル形式)
基板パターン (PCBE形式)
(PDF A4版)
ヤフオク出品時の取説 (word形式)
(PDF形式)
基板上の部品配置 1 2
3 4
5 6
7 8
9 10
11 12
13
ACアダプタ付+送料込で諭吉1.2枚にていつでも受け付けています。詳細はメールにて
お問い合わせの程を‥
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訂正・変更履歴
2011.05.25 初版
2013.07.02 販売終了?
2014.07.09 回路図変更(LM7171の配線が違っていたので回路図通りに作ると動作しない)
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