フルデジタル機を作る予定が半デジタル機に‥Orz フルデジタル機は6号機として作るかもしれない‥?




正面から見た様子 レベルメーターにLRではなくMS表示も出来るようにしました。MはL+Rのモノラル成分なので過変調の監視にぴったり





裏から見た様子 USBとSPDIF光入力端子が付いています。





中身は↓ DSPICを今までの表面実装品→DIPに変更したので場所がなくなり、その結果空中配線しまくりなったという





○高調波歪率

RF高調波の様子。1620KHz 左端0MHz 右端10MHz 10KHz入力して100%変調した結果。2次高調波で-57dBc程度





↓は送信周波数ごとのRF高調波の様子。1000KHzと695KHzで2次高調波が大きくなるのは、内部のフィルターを切り替えて
高調波が一番取れにくい周波数になっている為。





○復調結果

Lchのみ1KHzで100%変調(振幅変調で50%)してLch出力をモニタした結果 受信機はMC13020に接続して周波数は450KHzに設定



Lchのみ1KHzで100%変調してLch出力をモニタした結果 ↑の値と比較するとセパレーションが計算できますが
その値は-15.07-(-39.46)=24.39dB‥微妙な結果Orz




Rchのみ1KHzで100%変調してRch出力をモニタした結果 LCHの時より歪み率が悪化して1.5%程度になっています。






Rchのみ1KHzで100%変調してLch出力をモニタした結果 セパレーションも同様に計算すると-15.85-(-39.46)=23.61dB。










回路図は↓ AMの帯域を522〜700、700〜1000、1000〜1600の3つに分けてフィルタをするという‥かなりめんどくさいことをしていますが
AMトランスミッタ2号機や4.1号機のようなスーパーヘテロダイン方式と比べて位相変調器の動作周波数が下がるのでステレオ時の背景ノイズが減って
少し良くなりました。






DSP内部の音声系統は↓ 赤い文字は変更可能な設定項目です。
今回の目玉は3バンドリミッター こいつのおかげで下品に音圧が上がります‥が、下品すぎて聞きにくくなるとも^^;
それでも普通のAM放送局より音圧レベルは低いというOrz










いまいち歪率が良くないような気がしますが‥リミッター回路が歪を出しているので仕方ない‥デジタル化せねば

こんな状態ですが、欲しいという方1.2諭吉(送料別)にてお造りします。‥が、製作に時間が掛かるため納期は1ヶ月程度掛かります。
取り扱い説明書はここ。  ただし測定値はAMトランスミッタ4.1号機のまま Orz




顛末記はこの辺り





訂正・変更履歴


2015.12.12   初版
2015.12.14   復調結果と顛末記追記


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